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空を飛ぶって…安全なの?

OB大倉が

グライダーの安全性を語る


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・グライダーってどうやって飛んでるの?


・滑空比とは


・グライダーと旅客機の違い


​・部活としての航空部


​・最後に

【グライダーってどうやって飛んでいるの?】

・グライディング
  空を飛んでいる間、常に同じ高さで飛んでいるわけではありません。
  鳥や飛行機は徐々に高度を下げているのです。
  実は重力と位置エネルギーには関係があり、高度を落とすことで生まれる推進力によって
  空を進むことが出来るのです。
・ソアリング
  グライダーは徐々に高度を落としているわけですが、
  
どのようにしてその高度を上げているのでしょうか?
​  正解は、ソアリングをしているのです。
  ソアリングとは上昇気流を利用し、長時間飛行することです。

  地球上の様々な場所で風が吹いており、この自然エネルギーを利用し高度を確保しています。
 
【滑空比とは】

  デジタル大辞泉によると
  グライダーや着陸時の飛行機などが滑空するとき、
  飛行した水平距離と降下した高度との比。滑空比は揚抗比に等しい。→揚抗比
  となっています。
  つまり飛行距離/高度ということです。
  私たちが普段使用するASK21では1:33.5となっています。
  グライダーは1メートルごとに33.5メートルは進むことが出来るのです。
 
【グライダーと旅客機の違い】

  一般的に私たちがよく目にする旅客機の滑空比は1:20程度となっています。
  JALの航空辞典によると
巡航状態で約1:18のようです。
  グライダーの方が1メートル高度を落とすごとに約30メートル
は進むことが出来ます。
  ということは、緊急時にはエンジンなしの状態で着陸できる場所を

  選べる可能性が高くなります。

【部活としての航空部】
  話は変わりまして、私たちは同志社大学より体育会のスカイスポーツとして
  認められています。

  海外では日本よりも認知度が高いですが、立派なスポーツの一種です。
  このことからも、グライダーは安全と言えるのではないでしょうか。
 
【最後に】
  私たち航空部はこれからも、部員の安全と成長を重点に置きながら、教官方並びに、
  他大学の仲間と協力しながらグライダースポーツの発展のために活動していきます。

【参考文献】
「飛ぶーそのしくみと流体力学」出版オーム社 著:飯田誠一

​JAL航空辞典(2019/12/28閲覧)
http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p051.html#01-01

コトバンク「滑空比」(2019/12/28閲覧)
https://kotobank.jp/word/%E6%BB%91%E7%A9%BA%E6%AF%94-464202

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